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2022年3月3日木曜日

大学での授業

大学の動画制作

以前大学で映像制作を指導していた時、

映画のワンシーンを参考にして学生たちで撮影&編集をしていました。

その時作成したサンプルです。


ジャンプカットの例

テンポよくなりますね。



インビジブル&スマッシュカットの例




インビジブルカットはカットのつなぎ目がわからなくなるように編集すること(今回の場合はカメラを振り回しのあたり)。スマッシュカットは音や映像を利用して突然別のカットに映像が切り替わる編集方法です(今回の場合は水道水が勢いよく飛び出るところ)。

クロスカット(カットバック)の例



一人芝居の限界を感じました(苦笑)

2019年9月30日月曜日

【仕事】クリエイティブな仕事は準備が大事

仕事は準備が8割って言葉もありますが、フリーランスでお仕事をしているとそれを感じることがよくあります。

フリーランスで映像制作を10年以上続けていると「準備」の大切さをとても感じるようになりました。それは集中力や作業効率に繋がっていると思います。自宅で作業していると、自分で仕事の時間をコントロールしないといけません。やろうと思ったのに、今日は思ったように進まなかった、やる気が出ないでダラダラしてしまった、起きたら午後だった・・etcというのを今まで何度も経験してきました。

若い頃は寝るとき以外作業してても頑張れたのですが、最近は机に向かうまで時間がかかってしまうし、机に座ってもネットサーフィン・・・なかなか作業を始められません(苦笑)。

そこで今では、準備になるべく時間を費やすようにしています。「その日は準備だけに当てる」という日があってもいいぐらいです。

なぜか?

準備しておけば実作業の集中力が保てるんです。作業中に「あれがない、これがない」と探し物をしたり、PCのデータの整理をし始めると、やる気がなくなってしまいます。

作業中には以下のことは極力やらないようにしています。

・資料を探す
・構想を練る
・フォルダの整理
・メールの返信
・PremiereやAeのプロジェクト(シーケンス)を作成。
・今回使用する素材の読み込み
・過去に作成したパターンをプロジェクトの確認&読み込み
・Winのアップデート
・アプリのアップデートとプラグインなどのインストール
・ワコムなどのハードウェアがアプリで作動しているかチェック

他にも、例えばPremiereで歌番組を編集する場合はシーケンスに各カメラの動画を同期して、シーケンスに並べたり、ラベルの色を見やすく変更しておいたりします。仕事によって準備の内容が違いますが、要はクリエイティブな作業がすぐ始められる状態にしておくことがポイントです。

こういう準備をしていると、半日とか1日余裕で過ぎてしまいます。

以上のことは、映像制作だけではなく、イラスト制作でもアニメーション制作でも一緒です。クリエイティブなお仕事ほど準備は必要だと思います。クリエイティブな作業に集中できるし、作業効率がとても良くなります。

「ルーティーンワークな準備」と「クリエイティブな作業」を明確に分けておくことが大事です

そうしておくと、「よしやるか!」というと気持ちが自然と湧いてきます。
準備やっておかないと、やることがたくさんある気がして、「やりたくないなー」という気持ちが増してしまい、なかなか着手できません。

やる気のハードル下げるために、ノートパソコンを付けっ放しにしてアプリを起動しておく人もいるそうです。これならば少ないやる気で作業を開始できます。

この話、Daigoさんのウィルパワーにも似ているところがあります。ウィルパワー=やる気です。無駄なところでウィルパワーは使わないことですね。



2019年9月29日日曜日

【撮影】フレーミングについて

大学の後期授業が始まりました。
「ショートムービー」の第1回ではガイダンスとフレーミングについて指導。

大抵のカメラは16:9ですが、
実写はこのフレームサイズに大きく制限されています。

例えば、人物を撮影する際にもいくつものフレーミングが考えられます。





日本や海外、業界によって呼び方が色々と違うんですけど、
とりあえず上の図の海外式で分類すると8種類。

これらを大きく3つに分類すると、

1段目はロングショット
2段目はミディアムショット(ニーショット、バストショット)
3段目、4段目はクローズアップ

超雑に説明すると、
ロングショットは状況説明や体全体のアクションなど
ミディアムショットは会話シーンとか、上半身の動作など
クローズアップは表情や感情を印象的に見せる時に使うことが多いです。

これが絶対ではもちろんありません。
前後のカットとも関係するので、例外は多数あります。
あくまでそういうことが多いっていうことで。

個人的な感想ですが、
日本ではBig Close やExtreme Close Upを使うのは
海外ほど多くはない気がします。
あまりアップで顔を映したがらないシャイな国民性なのか、
クローズアップの用語自体が不明瞭だから撮影時に意識されてないのか、
その辺りはわかりません。

授業では以下のムービーがとてもわかりやすいので
学生に見てもらっています。



学生には以下の課題を出しました。
「1つのシチュエーションで複数のフレーミングを組み合わせて撮影&編集」

例)ベンチでコーヒーを飲む
  廊下でスマホを鳴って電話をする 
  すれ違って肩がぶつかり難癖をつけられる

とりあえず先生が見本でささっと撮影して編集しました。
ロングショットとクローズアップの組み合わせです。


三脚が見切れてたり、先生なのに何も持っていないのとか、
その辺りテキトー(学生がそれをやると容赦無く指摘します)。

学生たちは、歩きスマホでぶつかって落としたり、
PCの画面をのぞいてリアクションしてたり・・色々やってました。
最初の授業にしてはみんなよくできてました。

どんな時にロングになったり、クローズアップになるのか
簡単そうに見えて、結構難しいです。演出の根本的なところに関わってくるので。
フレーミングは奥が深いところだと思います。







2019年8月8日木曜日

【編集】Remove Backgroundを仕事で使用してみた

RemoveBackgroundって何?


最近、SNSで流行っている写真を背景を消してくれるサービス
RemoveBackgroundを仕事で使ってみました。

まずこのサービス、AIを使って背景を切り抜いてくれるので即座にやってくれます。
深夜でも大丈夫。

例えば、こんなの。





かなり精度が良いです。後ろの方の人物も背景として認識してますね。
(襟足がカットされてますがw)




複数の人物でもOK
微妙に背景が残っているところもありますが、これぐらいなら後でフォトショで消してしまえば問題ない。




人物じゃなくてもOK

映像業界では写真の背景を切り取る作業ってかなりあります。
例えば、テレビ番組の人物紹介で写真を切り抜いて、
テロップ載せて、加工してますよね。こんな感じで。テキトー。



出演者が数人で2,3枚の作業だったらフォトショでやってしまうんですが、
たくさんあると、本来やるべき動画編集に集中できません。
動物モノとか毛が多いので発狂します。

正直誰かにやってもらいたい!
でも、業者や知り合いに頼んで、打ち合わせとかメールしたくない!
深夜だから連絡できない!

そういうとき、
このサービスは控えめに言って神です。

無料版と各種プラン


フリーアカウントだと、
1か月に50回無料プレビューもできます。
その画像は縮小されていますがダウンロードできます。
だいたい、600 ×  400 pixelsぐらいのサイズです
Webとかのちょっとした画像だったら無料でも十分かも。
(このブログにアップされているのは無料でダウンロードしたものです)
無料でもメールを登録すれば1回分のクレジットがもらえて、1度だけお試しに高画質画像がダウンロードできます。

サブスクリプションプランは1枚当たりの価格が安いけれど、そんなに使う予定はないのでパス。私は75クレジット分を購入しました。49ドル。1枚70円程度かな。
















使ってみて、感想

先日、歌番組のライブムービーを作る機会があり、写真から背景切り抜きを30枚ぐらいすることになりました。
大変だったので、さっそくサービスを利用。その時の感想です。


<良い点>

・意外と精度は高い。背景がシンプルだったらかなりの確率で成功する
 人物にフォーカスされていれば背景がごちゃごちゃしていても認識してくれる
・エッジがきれい。髪の毛などを自然に切り抜いてくれるのがありがたい。
・複数を認識してくれて切り抜いてくれるのがうれしい
・高画質をダウンロードする前に一度プレビューで確認できる

<悪い点>

・たまに変なところで認識してくれない時がある
・認識してくれないところを微調整できない
・超高画質の画像だと画質が下げられてしまう。
 (最大で10万画素までなので4000×2500pixelぐらい)




変な認識をしてしまった例。



首だけ!?


今回の作業で、このサービスはかなり助かりました。
全ての写真で使用できたわけではないのですが、大量の写真を一度remove bgで処理してダメだった写真をフォトショップで加工する・・・感じ。
時給に換算するとずいぶん安く済みます。


他の業者は?


有名なところだと、切り抜き.JPとかあります。
価格はそこまで高くはないですね。発注すれば翌日届くし。
ただメールのやり取りとかが面倒くさいかな。
AIの精度が上がってくれば、近い将来、この手の商売大丈夫なのかと不安になってしまいます。



やっぱりフォトショは優秀


フォトショで切り抜きする場合は
クイック自動選択ツールや自動選択ツールを使って作業します。
CCなら「被写体を選択」っていう簡単機能あり。
これもきちんとは認識してくれないので、クイック自動選択ツールで調整します。
選択を指定したら、マスク。
さらにマスクを選択して「選択とマスク…」をクリックすると髪の毛などの境界線を微調整できます。





フォトショはマスクすることで何度でもやり直せるのが良いですね。
初心者さんはやりがちですが、絶対に消してはダメですよ!

この作業をすると、物によりますが1枚当たり6~7分程度はかかりますね

時間を取るかお金を取るか・・ですね!


大量の写真を切り抜きして素材集を作ろうと思っている人や
テレビ業界のADさんはぜひこういうサービスを使ってくださいww





2019年6月20日木曜日

【撮影】真俯瞰撮影できる三脚

カメラ用の三脚を買いました。


この三脚、何がすごいかというと、
真俯瞰の映像が撮れるんです。



最近、真俯瞰の料理動画とか流行っていますよね。

大学の授業でも、
真俯瞰の映像を撮りたがる学生も結構多いです。

使ってみて思ったのは、できるだけ高くして撮影したほうがよいです。
私のコンデジだとノートパソコンが開いた状態に収まりきらない。
あまり広角気味にすると歪んでいて、
真俯瞰の物撮りとしてちょっと変かもしれません。
高さを出して歪みを少なくした方が、イメージ通りの画になるかなって思いました。

机の上に三脚乗せて、撮影すればいいかな。

真俯瞰で撮影したノートパソコンやテーブルの作業イメージ画像がよくあるけど、
こういうやつ。













意外とノートパソコン全体を写すためにはかなり高くしないと難しいです。
まあこれは静止画なので、
わざわざ三脚使わないで、手持ちで高さを出して撮影しますね。
そのほうが手っ取り早いです!

動画だったら、三脚が必ず必要なので、
この三脚はお手軽にセッティングできてお勧めです。

ちなみに、三脚がナット式でくるくる回すタイプ。












シンプルで持ち運びにも便利ですが、
まだちょっと慣れないため、回す方向をいつも間違えてしまいます(涙)

動画撮影はレバータイプが主流ですからね。
そのうち慣れるかな??

2年延長保証付き[マンフロット]190Go! M-lock アルミニウム三脚4段 MT190GOA4(脚のみです)



【編集】時間操作について

この前、専門学校で授業をした時に
「時間操作」について講義&実習をしました。

時間操作??

と、思うかもしれませんが、
テレビや映画を見ているとよく出てきます。

例えば、殴り合っている男がいて、
顔面にヒットする時にスローになる・・・
「スローモーション」ですね。

学生と一緒の撮った映像です。
iPhoneのスローモーション機能を使っています。
(画像が荒いのですが・・)


スローモーションは、液体や気体などを映してみると楽しいですね。
では、「スローモーション」の逆は? 

「早回し」です。
例えば、旅番組などで歩きで移動するシーンをだらだら流さないで、
次の場所まで「早回し」してテンポよく編集することもあります。

他にも、「逆再生」なんてものもあります。
有名な動画で「TOKYO REVERSE」というのがあります。


これを真似して、学生と一緒にやってみました。

先生が一番張り切ってます(笑)

他にも
「タイムラプス」や「ストップモーション」

この違いを学生たちに聞いてみましたが、
上手く答えられない学生がほとんど。

星空がぐるぐる回る動画や雲がうねうね動く動画などを
一度はみたことあると思いますが、あれがタイムラプスです。
微速度撮影とか低速度撮影と言います。

タイムラプスは一定の時間にシャッターを押して、
それを並べた映像です。1秒間に1枚とか。
最近のカメラやスマホにはその機能が付属してますね。

一方、ストップモーションは自分のタイミングでシャッターを押します。
いわゆるコマ撮りです。完全に時間の流れを無視するので、
物理的に不可能な動きなども可能です。

「時間操作」をした映像は、
人間ができない動きなどが可能なので面白い映像が作れます。

高いところから飛び降りたのを逆再生すると、
ジャンプしているように見えたり・・・

学生の作った作品は、
ゲームの「ストⅡ」のように高速で張り手をしたり、
(逆再生して)一瞬で服を着たり・・と
アイディア溢れるものがたくさんありました。

その中で一番面白かったのは、
ペットボトルを燃えるゴミに捨てると、
戻ってきてしまい、主人公はなんども繰り返す映像。
「分別をしっかりしよう」という映像でした。

まるでゴミ箱がペットボトルを吐き出すように見えて
「おお、これ、普通に公共CMとしていけるんじゃね」

と思いました。
「時間操作」を使うと、
下手にCGを使うよりも温かみがあって面白い映像になるような気がします。










2019年6月19日水曜日

【編集】手ぶれ補正の話

今日、大学の授業でやったことです。


Premiereのワープスタビライザーというエフェクト使って
手ブレをなくして、テロップを入れています。

ワープスタビライザーは、画面を拡大して揺れ幅を減らす機能です。
当然のことながら、画質が荒くなります。
なので、出来るだけ撮影時に手ブレがない状態で撮るのが基本です。

最近のカメラに手ブレ補正機能がありますが、
これもほんの少しデジタルズームして、
画面端の部分を揺れた部分の補正に当てている(と思う)ので、
画質は多少は劣化しているはず。
もちろん編集で手ぶれ補正するよりかははるかに綺麗だし、
被写体が撮れなかったり、揺れ揺れの映像になるよりかはマシなので、
状況に応じて手ぶれ補正します。

三脚に載せている時は手ぶれ補正オフにしてくださいね!

あと、テロップはダストマンさんがアップしていた動画を見て、
私なりにさらにカスタマイズしました。
文字色とドロップシャドウの色(動画では青)もリンクさせています。
デザイン的に、色が同じでないと気持ち悪いので。

作ってみて思ったのですが、モーショングラフィックス楽しいですね。
テロップの仕事が結構多いので、NewsPicks風みたいに
定番のサンプルを作ってみようかと思います。





2019年6月7日金曜日

【編集】スマホで動画制作


AdobeのPremiere Rushというアプリを使ってみました。
このアプリの凄いところは、
スマホで簡単に撮影&編集できてしまうことです!

キレイな景色や面白い場面をスマホでさっとビデオ撮影して、
その場でサクッと編集できてしまいます。

外で編集するって新鮮!
しかもテロップや音楽までつけられます。


こちらも、移動中の駅で撮影して、その電車でそのまま編集。
目的に到着するまでに完成しました。
これからは電車の中で「動画編集」ですね(笑)

SNSにアップする動画はたいてい1カットなので差別化でき、
ストーリーがしっかりした動画をアップすることができますね。
TikTokよりも制限がないので、思い通りに自分の作品を作ることができます。

最近、Android版のアプリも公開されたので、
ますますPremiere Rushを使う人が増えてくるのではないでしょうか。