2019年10月28日月曜日

【結婚式】「撮って出し編集」をやりました


先日、知り合いの結婚式の撮って出し編集をしました。



撮って出しは、兄の結婚式の時に一度やっただけ。普段から実写編集しまくっているから不安はさほどありませんでしたが、僕が前日までに注意したのは以下です。いくら編集に慣れていても、ここだけはしっかり抑えていないといけません。

・式場の上映機材を確認
・当日のスケジュールをチェック
・ネットで動画サンプルをチェック
・仮の動画を作成
・上映用のノートパソコンのチェック



【式場の上映機材チェック】
ブルーレイとかDVDが基本ですが、最近ではPC出しでもOKなところもあります。そういうところでは、必ずロケハンで自分のノートパソコンをケーブルと繋いでみて上映確認してください。HDMIケーブルかDーsubなのか? 当日映らなかったら最悪です。自分はロケハンの時にチェックできなかったので、新郎のmacboookをHDMIケーブルを繋いでチェックしてもらいました。

【当日のスケジュール】
いつ、どこでデータをもらって編集して、何時までに式場で準備するかを確認します。今回はカメラマンさんがいたので、SDカードを数回受け取って編集をするスタイル。式場スタッフさんには「この時間には必ずスタンバイしてください!」と念を押されました。

【ネットで動画サンプルをチェック】
普段撮って出し動画をやり慣れていないので、どんな構成でまとめているか業者さんの動画を見ておくのは大切です。特に同じ式場の動画を確認しておきました。今回は明治神宮〜明治記念館だったので、明治神宮の風景、準備、参進、挙式の風景、披露宴に集まる様子、披露宴入場〜などと頭の中で構想と立てておきます。

【仮動画を作成】
頭の中で構想を立てるだけでなく、ネットに上がっている動画をBGMに合わせてpremiereで編集してみると、構成がはっきりします。これをやっておくと具体的な尺や必要なカットがわかり、当日焦らなくてすみます。

【上映用のノートパソコンのチェック】
ノートパソコンを上映時とできるだけ同じ状態で試してみる必要があります。実際いじってみると、
・再生中にキーボードを触るとメニューが出てしまう
・カレンダーやアンチウィルスソフトのポップアップ通知が出てしまう
・OSアップデートのせいか?不安定になってPremiereの起動がなんか遅い
・SDカードリーダーやHDMI変換、マウスの電池や延長コードが壊れていないか

などと想定できるトラブルに備えました。本当はPCがクラッシュした際に備えて、ノートパソコンをもう一台ほしいところなんだけどね。

以上のことを前日準備しておいたので、当日はスムーズに編集できました。普段から映画やドラマの予告編集をしているので、大量の素材があっても使いどころを即座に見分けることができるのと、絵の並べ方の引き出しの多さが自分の強みです。時間が限られた現場では、Premiereのショートカットが使えないと厳しいと思います。私が編集した時間は2時間程度でした。

(編集用に用意された個室)


独り寂しく編集をしておりました(笑)

編集中に気をつけること

当たり前ですが、こまめに保存すること
もう一つ大事なのは、全体を繋いだらシーケンスを複製をすることです。一つのシーケンスで修正を繰り返すと、使いたい素材が見つからなくなることが起こります。編集v1、v2、v3…みたいにしておくとすぐに前の段階に戻れるし、尺調整で消したカットを簡単に見つけてコピペすることができます。



結婚式ムービーをかっこよく見せるテクニック

スローモーション
今回はカメラマンさんが時々スローで撮影していたのですが、スローモーションはとても雰囲気出ます。編集上でもスローモーションはできるので(ちょっと粗いですが)、尺を調整するのに使いました。

笑顔ショット
新郎新婦だけでなく、カメラを向けられた参加者も緊張している顔が結構多いですが、どこかに笑顔を作っている箇所があるので、そこをできるだけ拾ってあげてください。繋いだ時にとてもハッピーな動画になります。

さてさて実際の上映はどうだったのか。これだけ準備してもトラブルは起こります(涙)

当日、私が失敗したのは音声です。生演奏するので音声はなしだったのですが、プロジェクターの音声はオフにしていたにもかかわらず、上映中にmac自身から音声が出てしまって焦りました。音量をいじるためにキーボードを触るとメニューが出てしまうので、上映中はスピーカー部分を必死に手で押さえていました(イヤホンを差し込んで消せばよかったのですがね・・)

2019年10月1日火曜日

【仕事】安定したメンタルで制作するために

頭の中で言葉を使って思考する時、ネガティブなことを言わない!

これを思いついた時はノーベル賞じゃないか!と思ったのですが、もしかしたらすでに誰かが言っているのかもしれません。普段から言葉を使って思考しない方はこの先読まなくていいですっw そして、これはあくまで私の個人的な意見です。絶対正しいという保証はありません。

例えば、クライアントのギャラについて頭の中で考えます。

「ちょっとこのギャラ低すぎるなあ。1日の計算にすると普通にバイトするよりも安い。相手はこの作業が大変だって全然わかっていない。どうやって伝えればいいかな」

タイミング悪く、修正のメールが来た。

「えー、何で修正しないといけないの?映像のこと全くわかってないよ!直した後、やっぱりさっきの方がよかったね、とか言うんじゃないか。いやこれを直すと他のところが不自然になるに決まってる。そもそもこのギャラで修正が何度もあるのがおかしい!何で金曜日の夜にメールで連絡するのかな。休日にやれってことじゃないか」

と、頭の中が罵詈雑言で溢れ始めましたね。こんな具合に作業していると、だんだん相手に対して怒りに変わってきませんか? はい、もうこんな仕事したくない(苦笑)

頭の中の言葉はこだまします

言葉は頭の中で何度もこだまして、その声は大きくなっていきます。ちょっとしたことでも、だんだん腹が立って来て、いつの間にか自分では止められなぐらい相手に対して憎悪や嫉妬の気持ちになっていくのです。さらに、自分に都合の良いように解釈してしまう傾向にあります。そういう感情で仕事していると、つまらなくなってしまうし、自分自身の作品がかわいそうだと思いませんか?

だから私は、頭の中でネガティブワードは出さないように、極力考えないようにしています。出てきそうになったら、「あ、これはまずい」とすぐに思考を停止します。

匿名のSNSも同じです

匿名のTwitterで呟くこともできますが、は頭の中で言葉を言っているのと同じです。どんどん言葉が強くなっていき、憎悪や嫉妬が膨らんでいきます。いいねがつくと、自分の意見が正当化されてて、相手が完全に悪者になってしまいます。

では、腹が立つことがあれどうするか?

考えないように別のことに没頭する。運動して思考を一時停止して、ついでにストレスを発散させる。オーディブル(アマゾンの朗読サービス)や音楽で別の言葉を強制的に入れる・・・などをお勧めします。

逆に、ポジティブなことを言葉で思考するのはOKです。アイディア出しや空想遊び、スピーチのシミュレーションなどには最適なのではないでしょうか。「言葉の思考」はいろんなアイディアが出てくるし、感情に結びついて記憶に残りやすいと思います。

長くなりましたが、言葉の思考は科学的に分析されないから自分で実践して確かめるしか方法はないと思います。もう一度言いますが、今回の内容はあくまで私の個人的な意見です。