2019年6月20日木曜日

【編集】時間操作について

この前、専門学校で授業をした時に
「時間操作」について講義&実習をしました。

時間操作??

と、思うかもしれませんが、
テレビや映画を見ているとよく出てきます。

例えば、殴り合っている男がいて、
顔面にヒットする時にスローになる・・・
「スローモーション」ですね。

学生と一緒の撮った映像です。
iPhoneのスローモーション機能を使っています。
(画像が荒いのですが・・)


スローモーションは、液体や気体などを映してみると楽しいですね。
では、「スローモーション」の逆は? 

「早回し」です。
例えば、旅番組などで歩きで移動するシーンをだらだら流さないで、
次の場所まで「早回し」してテンポよく編集することもあります。

他にも、「逆再生」なんてものもあります。
有名な動画で「TOKYO REVERSE」というのがあります。


これを真似して、学生と一緒にやってみました。

先生が一番張り切ってます(笑)

他にも
「タイムラプス」や「ストップモーション」

この違いを学生たちに聞いてみましたが、
上手く答えられない学生がほとんど。

星空がぐるぐる回る動画や雲がうねうね動く動画などを
一度はみたことあると思いますが、あれがタイムラプスです。
微速度撮影とか低速度撮影と言います。

タイムラプスは一定の時間にシャッターを押して、
それを並べた映像です。1秒間に1枚とか。
最近のカメラやスマホにはその機能が付属してますね。

一方、ストップモーションは自分のタイミングでシャッターを押します。
いわゆるコマ撮りです。完全に時間の流れを無視するので、
物理的に不可能な動きなども可能です。

「時間操作」をした映像は、
人間ができない動きなどが可能なので面白い映像が作れます。

高いところから飛び降りたのを逆再生すると、
ジャンプしているように見えたり・・・

学生の作った作品は、
ゲームの「ストⅡ」のように高速で張り手をしたり、
(逆再生して)一瞬で服を着たり・・と
アイディア溢れるものがたくさんありました。

その中で一番面白かったのは、
ペットボトルを燃えるゴミに捨てると、
戻ってきてしまい、主人公はなんども繰り返す映像。
「分別をしっかりしよう」という映像でした。

まるでゴミ箱がペットボトルを吐き出すように見えて
「おお、これ、普通に公共CMとしていけるんじゃね」

と思いました。
「時間操作」を使うと、
下手にCGを使うよりも温かみがあって面白い映像になるような気がします。










2019年6月19日水曜日

【編集】手ぶれ補正の話

今日、大学の授業でやったことです。


Premiereのワープスタビライザーというエフェクト使って
手ブレをなくして、テロップを入れています。

ワープスタビライザーは、画面を拡大して揺れ幅を減らす機能です。
当然のことながら、画質が荒くなります。
なので、出来るだけ撮影時に手ブレがない状態で撮るのが基本です。

最近のカメラに手ブレ補正機能がありますが、
これもほんの少しデジタルズームして、
画面端の部分を揺れた部分の補正に当てている(と思う)ので、
画質は多少は劣化しているはず。
もちろん編集で手ぶれ補正するよりかははるかに綺麗だし、
被写体が撮れなかったり、揺れ揺れの映像になるよりかはマシなので、
状況に応じて手ぶれ補正します。

三脚に載せている時は手ぶれ補正オフにしてくださいね!

あと、テロップはダストマンさんがアップしていた動画を見て、
私なりにさらにカスタマイズしました。
文字色とドロップシャドウの色(動画では青)もリンクさせています。
デザイン的に、色が同じでないと気持ち悪いので。

作ってみて思ったのですが、モーショングラフィックス楽しいですね。
テロップの仕事が結構多いので、NewsPicks風みたいに
定番のサンプルを作ってみようかと思います。





2019年6月7日金曜日

【編集】スマホで動画制作


AdobeのPremiere Rushというアプリを使ってみました。
このアプリの凄いところは、
スマホで簡単に撮影&編集できてしまうことです!

キレイな景色や面白い場面をスマホでさっとビデオ撮影して、
その場でサクッと編集できてしまいます。

外で編集するって新鮮!
しかもテロップや音楽までつけられます。


こちらも、移動中の駅で撮影して、その電車でそのまま編集。
目的に到着するまでに完成しました。
これからは電車の中で「動画編集」ですね(笑)

SNSにアップする動画はたいてい1カットなので差別化でき、
ストーリーがしっかりした動画をアップすることができますね。
TikTokよりも制限がないので、思い通りに自分の作品を作ることができます。

最近、Android版のアプリも公開されたので、
ますますPremiere Rushを使う人が増えてくるのではないでしょうか。


4月の結婚式ムービー

報告が遅くなりましたが、4月に結婚式ムービーを作りました。
今回はお二人の希望で、和のテイストを少し取り入れました。



場所は、赤坂にある乃木神社です。




新郎が消防士さんなので、
走るアニメーションを作りました。
こういうわかりやすいの作るが好きです!(笑)






















後日、お二人からご連絡があり、
「アニメーションでびっくりしたけど、ほっこりした」などと
周囲から好評だったそうです。
イラストになったゲストから歓声が上がったり、
もう一度見たいとの声があったので、
YouTubeで限定公開でご家族やお友達で見れるようにしました。

最近はyoutubeに一般公開のアップしてはおりませんが、
要望によって限定公開でご家族やお友達が見れるようにしてあります。

お二人の結婚式に花を添えることができて
私自身も本当に嬉しいです。どうかお二人ともお幸せに!




2019年4月12日金曜日

スライドショーの背景

背景に困るというのをけっこう聞きます

写真はサイズが横と縦が混ざるので、
縦横の写真に切り替わると、
背景が見えたり見えなかったりするので、
視覚的なショックが起こります。

ショックはつながりが悪くなり、写真に集中できなくなるので
少ないほうがいいです。
なので背景によって、大きく編集が制限されてしまいます。

私はシンプルな背景をお勧めしますが、
特に初心者におすすめなのは、黒か白です。

以下の理由です。

1編集でつなげやすい
 ディゾルブすれば、ホワイトアウトもしくはブラックアウトしているように見えて、
 違和感なくつながります。縦や横に切り替えるのもきれいにつながります。

2どんな写真にも合う。
 例えば、背景が青色だと青空いっぱいの写真を載せると見づらくなってしまいます。
 
3上映場所や観客を選ばない
 高級なホテルで上映するときや、年配の人が多い場合、
 あまりにも子供っぽい背景だったりすると
 少し浮いてしまうかもしれません

4写真を大きく見せられる。
 背景をデコレーションすると、それを見せようとして写真が小さくなってしまいます。
 それって本末転倒です。さらにテロップとかが入ると、見づらくないですか??


白と黒だとシンプルすぎないか?って思うかもしれませんが、
意外と大きなスクリーンで見ると、ごちゃごちゃしたものよりも見やすいです!
業者の立場からすると、派手にしてごまかしたほうが、
それっぽく見えるのですが、
でも・・・写真よりも背景が目立ってしまっていることも多いような気がします。




2019年4月7日日曜日

新郎新婦のために作るのではない

式場という非日常的な空間で、
テンプレートムービー見せられると
気持ちが冷めてしまうのは私だけでしょうか?

きれいすぎるというか、うますぎるというか
ちょっと冷たい感じがするんです

たとえばSNSの画面をパロッたテンプレートを見て
現実に引き戻される・・・
映画館じゃないのに、映画館のパロディで式が始まると
ここは映画館じゃないのに!って思ってしまうのは何故だろう

シンプルに見せればいいのに、場違いなものを見ている、
余計な情報が入ってしまう中途半端な気持ち・・
何でしょうか、これ。

単に自分が作っている側の人間だからかもしれません
こんなに気にしているのは私だけかもしれない。

でも、それ以外にも理由がある気がするんです

誰のために作ったのかよくわからないムービー

が、多すぎるのではないでしょうか。
問題はここだと思います。

ここはきちんと整理したほうがいいと思うのですが、

結婚式のムービーは、
新郎新婦のために作るのではなく、
出席者のために作るのではないのでしょうか。

えって思うかもしれない。

もちろん、その根底には新郎新婦を喜ばせることです。
だけど、それはあくまでも建前で、

新郎新婦のエピソードや人柄を素材として、
出席者を喜ばせるムービーを作るのが一番優先するべきことです。

あ、これは私個人の意見なので、絶対ではないですよ

ムービーを新郎新婦の家で、
二人が思い出に浸るために流すのであれば、それでいいんですけど、

ムービーを流すのは披露宴会場で
観客は出席者です!

食事をしている間、新郎新婦との思い出に浸る。
相手の情報を共有して、周囲との会話を盛り上げる。
ムービーはそういう目的で流すものです。

それに

出席者の半分はお相手のことを知りません

新郎の友達は、新婦のことを知らないっていうのがほとんど。
その逆もそうです。

だから、内輪だけにわかるコメントやストーリーでなく、
初めて見た人でもわかるように作ってあげなければいけません。

冷めてしまうのムービーは、
たぶんディレクター不在だからかもしれない。
テンプレートで生産はするけど、演出は新郎新婦に任されてしまう。

新郎新婦は、映像のプロではないから、
思い出が先行して、見づらい写真を出したり、同じような写真を並べたり、
場違いなテンプレートを選んでしまったり・・してしまいます。
しかも、新郎新婦で意見が合わないと、困ったことになりますね(苦笑)

そこは、作り手であるプロがきちんと意見したほう良いと思います。

写真の順番を変えるだけで、ストーリーが生まれて
見え方が全然変わることもあるんです。
結婚式場や、出席者によって、
映像は変えたほうがいいと私は思っています。

というわけで、

テンプレートムービーが悪いんじゃなくて、
流す場所、見てくれる人を考えて作ろうねっていう話でした。






2019年4月5日金曜日

価格改定のお知らせ

新年度になって早速ですが、
お金の話で申し訳ございません!

結婚式アニメを作り始めて、かれこれ10年近くなります。
毎年2〜3本、多い時では4〜5本作っていて、
合計30本以上作っていることになります。

今まで価格はそのお客様と相談してやっておりました。
ただ20万円以下になると結果的に、減額した埋め合わせを
自分の労働でカバーすることになっていました。

例えば、予算が10万円と言われても、
それでYouTubeにアップしていると同等のものは作れませんし、
省略したものになると、そのために構成を考え直さないといけません。

最近では20万円以上でないと断っておりましたが、
それでも根本的に作業量が多すぎて、赤字とは言えないまでも、
時給に換算すると、コンビニでアルバイトするよりも安い金額になっています。
実質2〜3週間作業しているので・・。

さらに

YouTubeにアップしているものは結構古いものなので、
現在のクオリティに比べると、はるかに劣ります。
私自身の絵が上手くなっていくと、下手なものは描きたくないので、
絵に対してもどうしても厳しくなっていきます。

もちろん、価格を抑えてテンプレートに当てはめた作品を売り出すことも考えました。
ただ同時に葛藤も起こりました。
それを私がやる必要があるのでしょうか? 

できるだけ、少数のお客様に対して時間を使い、
お二人のお話に耳を傾け、出席者の構成を配慮して、
作品のクオリティアップを図るべきだと考えました。

そういう事情もあり
2019年4月より価格を改定いたします。

20万円⇨28万円(税別)

ただし、5ヶ月前に申し込み(予約)して、
4ヶ月前にヒアリングシートおよび写真を提出していただければ、
25万円(税別)にいたします。

また、スライドショー(プロフィールムービー)やエンドムービーなどと一緒に
申し込まれた場合は、セット割引します。

大幅に金額が上がってしまい、
ご依頼を考えていた方は非常に申し訳ございません。
ただ今までがあまりにも安すぎたというのをどうかご理解ください。

内訳は以下の通りです。

・キャラクターデザイン 合計10体
(現在、幼少期、学生時代、職場、ウェディング衣装)3万円
・冒頭、歩き、ラストなどのアニメーション作画 8万円 
・歩きシーンの思い出イラスト(およそ30点) 5万円
・二人の思い出シーンのアニメーション(4枚構成) 3万円
・ラストの背景イラスト(式場や思い出の場所など)3万円
・編集加工 5万円
・DVD(ブルーレイ)の作成・パッケージ、チェックおよび郵送など 1万円

(※最近の作品を元に計算してます。
 YouTubeにはアップしておりませんのでご注意ください)

例えば、ざっくりとした計算してキャラデザは1体につき3,000円、
歩きシーンに流れるイラストも1枚につき2,000円以下の金額になります。
これらはクリエーターにご依頼するには金額的にかなり安いほうだと思います。

※かなり安い金額のココナラなどで発注する場合でも、
 プロのクリエーターに頼むと、これ以上の金額がかかります。

しかも、この金額には、
構成作業の料金は一切いただいておりません。

構成とは、この場合、コンサルティングというのでしょうか。
ヒアリングシートを元に、お客様と相談して、
アニメーションの設計図を作る作業です。

ここは、テレビ業界でディレクターをしていた経験を生かして、
普通のアニメーション作家にはできない私の強みでもあります。

「こういう話を入れた方がお二人の思い出になるのでは?」
「大学時代の出席者が多いので、当時のイラストを多めに入れましょう」
などと、クライアントさんに合わせてご提案しています。

こんな手間と時間のかかる作業をしているので、
どうしても金額を上げないと無理なのです(涙)
普通に企業からのお仕事を受けた方が、全然収入は良いのですが、
この結婚式ムービーのお仕事は無くしたくないなあと思って続けております。

たくさんは作れませんが、これからも年に2〜3本と続けていく予定です。

そういうわけで、価格改定のお知らせでした。
これでもキツかったら、また金額を上げてしまうかもしれませんが・・・、
とりあえずオリンピックまではこれで頑張ります!

2019年4月4日 金子修