2015年3月17日火曜日

アンシャープマスク1~ピンボケ写真に

依頼人から送られてくる写真は
ピンボケしているものが結構多いです。

最近のカメラは性能がいいので、
そこまでひどいボケの写真はありませんが、
ピントの甘い写真は
言ってみればほとんどです。

プロではないので、ピントがずれてしまうのは仕方ありません。
特に、古い写真や動きのある写真はボケがひどいです。

せっかくの写真も、顔がボケてしまっては印象が薄くなってしまいます。
「まあ、しょうがないか」と諦めてしまってませんか?

プロはこういう写真には魔法のフィルタ(エフェクト)を施します。
アンシャープマスクという加工です。
Photoshopなどの写真加工ソフトには必ず付いている機能で、
高性能な動画編集ソフト(PremiereやAfterEffectsなど)にも付いています。

ではいったいどんなフィルタなのか、見てみましょう。
(※写真をクリックすると大きな画像で見られます)













左はiPadで撮影したのですが
撮影する際アヒルが中央になかったので、ピンボケ気味になってしまいました。
(写真を撮るときにピン合わせの表示が出ますよね。少しズレるとこうなります)

これぐらいならいいだろうって思うかもしれませんが、
右はアンシャープマスクをかけた画像。
アヒルの口元のハイライトとか目の周りの輪郭、
後ろの本の文字もハッキリしてます。

アンシャープマスクは明暗のエッジを強調するフィルタです。
次の写真を見てみましょう。






被写体が動いている写真はピントを合わせづらくて、
ボケてしまうことが多いです。
アンシャープマスクをかけると、
顔の表情まで見えるようになってませんか?
特に目のあたり。視線の方向までわかります。

では次の写真。



















こういう古めの集合写真も、
アンシャープマスクをかけると、表情がはっきりになりました。
特に離れたところから撮った写真は
顔がわかりにくいのでアンシャープマスクは効果的です。
これなら、判別しやすくなりますね。

スライドショーで人物の顔がはっきりしていないと、
「どこにいるの?」となってしまいます。

PCで見るならそれほど気にならないですが、
スクリーンで見るとさらにモヤっとしてしまいますので、
ぜひアンシャープマスクを使いましょう。

若いころの写真は、やっぱり顔をはっきり見たいですよね!


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