2019年8月8日木曜日

【編集】Remove Backgroundを仕事で使用してみた

RemoveBackgroundって何?


最近、SNSで流行っている写真を背景を消してくれるサービス
RemoveBackgroundを仕事で使ってみました。

まずこのサービス、AIを使って背景を切り抜いてくれるので即座にやってくれます。
深夜でも大丈夫。

例えば、こんなの。





かなり精度が良いです。後ろの方の人物も背景として認識してますね。
(襟足がカットされてますがw)




複数の人物でもOK
微妙に背景が残っているところもありますが、これぐらいなら後でフォトショで消してしまえば問題ない。




人物じゃなくてもOK

映像業界では写真の背景を切り取る作業ってかなりあります。
例えば、テレビ番組の人物紹介で写真を切り抜いて、
テロップ載せて、加工してますよね。こんな感じで。テキトー。



出演者が数人で2,3枚の作業だったらフォトショでやってしまうんですが、
たくさんあると、本来やるべき動画編集に集中できません。
動物モノとか毛が多いので発狂します。

正直誰かにやってもらいたい!
でも、業者や知り合いに頼んで、打ち合わせとかメールしたくない!
深夜だから連絡できない!

そういうとき、
このサービスは控えめに言って神です。

無料版と各種プラン


フリーアカウントだと、
1か月に50回無料プレビューもできます。
その画像は縮小されていますがダウンロードできます。
だいたい、600 ×  400 pixelsぐらいのサイズです
Webとかのちょっとした画像だったら無料でも十分かも。
(このブログにアップされているのは無料でダウンロードしたものです)
無料でもメールを登録すれば1回分のクレジットがもらえて、1度だけお試しに高画質画像がダウンロードできます。

サブスクリプションプランは1枚当たりの価格が安いけれど、そんなに使う予定はないのでパス。私は75クレジット分を購入しました。49ドル。1枚70円程度かな。
















使ってみて、感想

先日、歌番組のライブムービーを作る機会があり、写真から背景切り抜きを30枚ぐらいすることになりました。
大変だったので、さっそくサービスを利用。その時の感想です。


<良い点>

・意外と精度は高い。背景がシンプルだったらかなりの確率で成功する
 人物にフォーカスされていれば背景がごちゃごちゃしていても認識してくれる
・エッジがきれい。髪の毛などを自然に切り抜いてくれるのがありがたい。
・複数を認識してくれて切り抜いてくれるのがうれしい
・高画質をダウンロードする前に一度プレビューで確認できる

<悪い点>

・たまに変なところで認識してくれない時がある
・認識してくれないところを微調整できない
・超高画質の画像だと画質が下げられてしまう。
 (最大で10万画素までなので4000×2500pixelぐらい)




変な認識をしてしまった例。



首だけ!?


今回の作業で、このサービスはかなり助かりました。
全ての写真で使用できたわけではないのですが、大量の写真を一度remove bgで処理してダメだった写真をフォトショップで加工する・・・感じ。
時給に換算するとずいぶん安く済みます。


他の業者は?


有名なところだと、切り抜き.JPとかあります。
価格はそこまで高くはないですね。発注すれば翌日届くし。
ただメールのやり取りとかが面倒くさいかな。
AIの精度が上がってくれば、近い将来、この手の商売大丈夫なのかと不安になってしまいます。



やっぱりフォトショは優秀


フォトショで切り抜きする場合は
クイック自動選択ツールや自動選択ツールを使って作業します。
CCなら「被写体を選択」っていう簡単機能あり。
これもきちんとは認識してくれないので、クイック自動選択ツールで調整します。
選択を指定したら、マスク。
さらにマスクを選択して「選択とマスク…」をクリックすると髪の毛などの境界線を微調整できます。





フォトショはマスクすることで何度でもやり直せるのが良いですね。
初心者さんはやりがちですが、絶対に消してはダメですよ!

この作業をすると、物によりますが1枚当たり6~7分程度はかかりますね

時間を取るかお金を取るか・・ですね!


大量の写真を切り抜きして素材集を作ろうと思っている人や
テレビ業界のADさんはぜひこういうサービスを使ってくださいww





2019年8月4日日曜日

【作画】cintiq pro16を設置する台


先日、SNSで「天気の子」の作画風景が流れてきました。
作画の内容よりも気になってしまったのは、液タブを置いている台。



よく見るとメーカーの名前が映っていたので早速購入。
もともとはノートパソコンスタンド。



使い心地を検証してみました。

【サイズ】
cintiqpro16に対して42センチはやや小さい
でも、使えないことはない。




左右のレバー留め具にあたってしまうので、
液タブは留め具の上に置きます。特に問題はありません。



机に余裕がある人は48センチを購入してもよいかも。
私はデスク周りはスッキリさせたいので
42センチでいいと思いました。

【高さ調整】
3箇所(左右合わせて6箇所)のボタンを押して、
上下角度を調整しますが、けっこう調整しづらいです。
ボタンが押しづらいのと、角度をつけるレバーが硬いので
液タブを上に置いた状態で調整するのはちょっと無理。
一度、液タブをどかして、目盛りを確認しながら調整します。
左右一気には調整できないので、一度調整したら動かさない感じですね。




【揺れ】
けっこう揺れます。動画参照。


参考用にわりと強めに作画してますが、
筆圧が強めの人は揺れると思います。
天気の子の作画動画は高さをかなり上げているにもかかわらず、
作画の時にあまり揺れません。
何かで固定しているのかもしれない。

いっそ筆圧を強制するツールとしてこれを使うという手もある
(筆圧は弱いほうが、長時間できるし絵もきれいだと思う)

【揺れ対策】
筆圧強制はあきらめて、揺れ対策をします。
左右をテープで固定したり、後ろにティッシュ箱を置いたり・・・
いろいろ試行錯誤した結果、
ぴったりの揺れ防止グッズが見つかりました。

ブックスタンド!



まさかのスタンドの下にスタンドを置く
ダブルスタンド方式。

侮るなかれ!!

ブックスタンドの利点は、上下を調整することができること。
自分の好みの高さに固定できます。
これで、揺れがかなり完全されました。
ブックスタンドってデスク周りの場所を取るから
使っていない時の収納場所としても便利w

ちなみに、私のブックスタンドはエレコム製の古いタイプのやつですが、
現在はこちらの商品です。製造しているところは一緒だそうです。



【使い心地】
通常の状態よりも上になり、角度もあるので非常に使いやすいです。
肩こりも防げます。
自分の身長では高さをあげないと、1時間作業したら肩こりになるので必須です。

ちなみに、以前はこちらのPC台を使っていました。






木の台で温かみがあってよかったのでですが、
奥行きがギリギリなので普通に置くと
作業中にcintiqの高さあげる部分が台から落ちます。
なので、写真のように液タブを前のほうにひっかけて、
後方にスペースをつくります
(PC台ってちょうどよいサイズがないんです。
 金属タイプも試してみましたがツルツル滑るのでお勧めしません)

かなり安定していて、一切の揺れなし。
ただし、角度が調整できないのがマイナスポイント。

という感じです。
ノートパソコンスタンドを購入して、
デスク周りもスッキリ、高さも上がって角度もついて今のところ大満足です。