2020年5月22日金曜日

【CG】歩きと走りのアニメーション

コロナの影響で・・・

担当する大学の前期が不開講になってしましました(涙)

「コンピュータグラフィックス」の演習科目だったため、全ての学生がPCとAdobeのソフトウェアを持っていないと成立しないので致し方ないのですが、こちらとしてはオンライン授業対策をして、準備をかなりしていたので非常に残念です。

こんな授業をすれば学生は興味を持ってくれるかなあとか、いろいろ計画を練っていて、授業が始まるのを楽しみにしていたんです。学生もかわいそうだけど、教師もかわいそう。

なので、一部をここに記載しようかと。

歩きのアニメーション

アフターエフェクトで「歩き」を作るのは今まで結構難しかったのですが、
最近では有料プラグインなしでもかなり良い感じに作れます






















歩きはアニメーションの基本なので、アニメーターを志す人はぜひ覚えたいところ。私の教える予定だった学校では、アニメーターを志す人が結構多いので、とくに覚えておいたほうが良いと思いました。

Youtubeのチュートリアル動画を参考にしたのですが、歩きの作画がディズニー式だったので、学生にわかりやすいように日本のアニメでよく使われる定番の歩きの作画に直しました。海外と日本で微妙に歩きの作画が違うんは面白いですね。














これを手描きでやると、原画、動画、彩色、撮影・・・とムービーにするまで1日かかると思うんですが、アフターエフェクトだったら1~2時間程度で作れます。

とはいえ、アフターエフェクトだと簡単に作れると舐めてかかってはいけません!

歩きは作画自体が難しいので、アフターエフェクトの操作と一緒に覚えるのは授業としてはけっこう内容が濃いです。

走りのアニメーション

こちらは「走り」の作画です。





















こちらのほうが枚数(キーポイントを打つ数)が少なくて簡単かもしれません。












アフターエフェクトでキャラクターアニメーション

アフターエフェクトだと、このようなデフォルメキャラのアニメーションとなってしまいますが、顔や服装などを入れ替えできるメリットもあります。作画に比べて、アニメーション自体はそこまで難しくないし、キャラクターも壊れない。なにより授業内で完結できるのはありがたい。ビギナーには楽しく取り組める課題のような気がします。