「そんな都合のよい写真ないよ。指差しているカップルの写真なんて撮らんわ」
はい、そうです。
そんなドラマチックな写真なんてほとんどないです。
たいていはこっち見て「はい、チーズ」なわけだから、
似たような写真になるのは当たり前。
結局は、
余白を利用して被写体に向かってスライドする・・・が多いんじゃないでしょうか。
では、いろんな写真を見て、どうモーションをつけるか考えてみましょう。
<子どもの写真>
大人が視線を下ろすことで、親目線の映像になると思います。
<東京タワー>

これはPAN UP↑です。高さが強調されます。
上に伸びる方向性ですね。
モーションの終わりには、
一番見せたいもの(タワーの先端)をおきましょう。
逆に、PANDOWN↓したら、見る場に困って
「何見せたいの?」ってなります。
<スケートリンクとツリー>
これは、どちらを見せたいかによりますが、
スケートリンクの人が重要だったら、PAN DOWN↓。
ツリーからスケートリンクへ視点誘導です。
(スケートリンクが最初に見えないのがポイント)
ツリーを見せたいならば、PAN UP↑
まあ、写真的にPAN DOWNのほうがベターかな。
<サンタ人形>

左の余白を利用して、左から右へスライド→。
もしくは、ズームでもいいですね。
余談ですが、写真の端に人物がいると、
ズームしにくいのでスライドせざるえないときもあります。
<歩く人>
これは余白を利用して、右から左へスライド←。
歩いている躍動感が出ます。この写真には方向性がありますね。
つぼを載せた女性がこの写真のメインだから、
目立つように中心に来るようにしたいです。
これは間違いなく、PAN UPですね。
上に向かっていく方向性があります。
<猫>
手が伸びているので、左から右へスライド→です。
手や足なども方向性を作るときがあります。
猫からツリーのオーナメントへ
視線誘導させるつもりでスライドさせましょう。
<まとめ>
いろいろありましたが、まずは写真をよく観察すること。
よく見ると、一番効果的なモーションがわかると思います。
わからないときは、
一度モーションをつけて映像として試すことも大事です。
見てみると感覚的に良し悪しがわかってくるものだと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿